産業医学の実践者を育てる

産業医実務研修センター(Occupational Health Training Center)は、

学生、産業医学修練医等に産業医業務に関する知識および技術を実地に錬磨させると共に、
広く産業医等の資質向上のための教育、研修その他の関連業務を行うことを目的に
設置されました。
産業医は、職場における労働者の健康障害を防止すること、さらに労働者の健康の保持増進を
はかるという大きな役割を持っています。医師という資格に加えて、労働者の健康を守る仕事に
意欲と情熱を持ち、職場における産業医学の実践者でなければなりません。
産業医実務研修センターは、次のような具体的行動目標に向かって研鑚しようとする有志を
迎え入れ、産業医学の実践者を養成いたします。
1.労働、経営、産業構造の本質を理解し、健康障害を予見する。
2.生涯を通じた健康を確立する。
3.地域保健システムとの融和をはかる。
4.地域環境のみならず地球的規模の環境に対処する。
5.国際的産業医学活動を追求する。
6.独自の専門領域を形成するため学問的理論体系を確立する。
7.「行動する産業医学」に対応する教育と倫理を創造する。
産業医学憲章「行動する産業医学1992」