小脳出血 (脳卒中) 男性 50~59歳

本事例の業種 06_卸売業,小売業
本事例の年齢 04_50~59歳
本事例の性別 01_男性
本事例の雇用条件 01_正職員(非管理職)
事業場の従業員規模 04_50~99人
全社従業員数 04_1000人以上
本事例の職種 02_専門的・技術的職業
仕事を休みはじめた日
仕事に復帰した日
初回の復職までに仕事を休んだおおよその日数
本事例の病気で休む前の作業内容
本事例の主治医の診断書に記載されていた病名小脳出血 (脳卒中)
疾患分類名
  • 09_循環器系の疾患
主治医から発行された復職の診断書に記載された医学的情報後遺症なし。復職可。
復職診断書の就業制限の記載の有無 02_記載なし
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の内容
復職の診断書に就業制限・配慮の期間について記載の有無 02_記載なし
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の期間は何日だったか
断書の復職情報の内容は適切だったか?(5点満点) 01_1点
病気や治療の副作用が影響した心身機能についてすべて選択
  • 02_精神機能
  • 08_神経筋骨格と運動に関連する機能
病気による影響のあった心身機能を具体的に記載高次脳機能障害。見当識障害。傷病手当金や休職延長手続きが自力ではとれない。復職面談に来れない(遂行機能障害)
病気の影響により業務遂行が懸念された作業
  • 02_事務作業
  • 06_重機やトラックなど本人・同僚・公衆に危険が及ぶ可能性のある作業
  • 07_コミュニケーションを伴う作業
  • 08_注意力の必要な作業
  • 09_複数課題の遂行
  • 10_歩行や交通機関などの移動
上記の「特にない以外」を選択した場合 具体的に記載遂行機能障害により、まず出社が困難。
業務遂行能力を評価した方法面談に来れる確率は50%程度であった。
産業医が提案した就業配慮(制限)の意見・内容・期間復職不可、高次脳機能障害が疑われる。休職時の部署への復帰は厳しいため、受け入れ場所を検討するために、まずは主治医に高次脳機能を評価してもらい、診断がついたら、障害者職業センター等での職業評価を受ける必要がある。
「産業医の提案した就業上の意見」と「事業者が実施した就業措置」について乖離があったか 02_乖離なし
乖離があった場合の背景や理由
就業配慮・就業制限による上司や同僚への影響高次脳機能障害を診断してもらうために受診するよう説明したが、本人が理解できず、家族の協力もえられないため、上司が病院通院に同伴した
就業配慮・就業制限は妥当だったか 03_ちょうどよく適切であった
復職当初の転機について最も近いものについて 04_復職せず離職
復職3か月後の転機について最も近いもの 05_離職
復職6か月後の転機について最も近いもの 05_離職
復職9か月後の転機について最も近いもの 05_離職
復職12か月後の転機について最も近いもの 05_離職
復職18か月後の転機について最も近いもの 05_離職
復職24か月後の転機について最も近いもの 05_離職
本事例の労働者に発生していたと思われる困難なこと
  • 02_業務遂行能力の低下していたこと
  • 03_本人の心理的な落ち込みがあったこと
  • 05_自ら努力するモチベーションを欠いていたこと(本人の疾病理解や受け入れの不十分さを含む)
  • 09_家族や社会の理解不足があったこと
  • 10_職場と医療の連携不足があったこと
本事例についての追加コメント最初の復職面談では産業医(当時は別の先生が担当)も主治医の診断通り復職可としたが、通勤トレーニングで出社できず。当時は本人の意欲の問題ととらえられフォローが中断されていた。1年以上放置されたのち、再度産業医に相談があり、そこから私がかかわりはじめました。面談で高次脳機能障害を疑い、主治医と連携し復職支援を開始しましたが、本人が障害の受け入れができず、診断やリワーク通所に時間を要し、休職期間満了となってしまいました。