多源性心室性期外収縮  男性 40~49歳

本事例の業種 02_製造業
本事例の年齢 03_40~49歳
本事例の性別 01_男性
本事例の雇用条件 01_正職員(非管理職)
事業場の従業員規模 07_1000人以上
全社従業員数 04_1000人以上
本事例の職種 08_生産工程の職業
仕事を休みはじめた日 2015/8/29
仕事に復帰した日 2015/11/9
初回の復職までに仕事を休んだおおよその日数 60日
本事例の病気で休む前の作業内容組立工場で部品供給業務に従事
本事例の主治医の診断書に記載されていた病名多源性心室性期外収縮
疾患分類名
  • 09_循環器系の疾患
主治医から発行された復職の診断書に記載された医学的情報心室性期外収縮にて内服調整中。本日運動負荷検査にて不整脈の悪化、心電図変化悪化認めず。自覚症状(ふらつき、息切れ)ない範囲での夜勤労働は可能と診断する ※当初「拡張型心筋症(疑)」と診断されておりましたが、別の病院での精密検査で拡張型心筋症ではないとの診断。元々心臓が普通の方の1.2倍あり、不整脈を起こしやすいとの主治医のコメント。
復職診断書の就業制限の記載の有無 01_記載あり
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の内容自覚症状(ふらつき、息切れ)ない範囲での夜勤労働は可能と診断する
復職の診断書に就業制限・配慮の期間について記載の有無 02_記載なし
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の期間は何日だったか
断書の復職情報の内容は適切だったか?(5点満点) 02_2点
病気や治療の副作用が影響した心身機能についてすべて選択
  • 05_心血管系・血液系・免疫系・呼吸器系の機能
病気による影響のあった心身機能を具体的に記載復帰後も、時々不整脈や胸痛が出現していたが、内服調整を行い、●月●日には一旦、交代勤務の許可も出たため夜勤をして現場作業に従事した。しかし、夜勤時で症状が再燃したため、昼勤務にして事務作業とした。その後、やはり拡張型心筋症の疑いもあるということ、また、心駆出率も50%と低下しており、軽労作、事務作業で昼間勤務のみが望ましいと主治医からのコメントがあり現状は昼勤務をしている。現在は不整脈も出ず勤務している。
病気の影響により業務遂行が懸念された作業
  • 05_身体的に負荷の大きい作業(継続的な重量物作業など)
  • 06_重機やトラックなど本人・同僚・公衆に危険が及ぶ可能性のある作業
上記の「特にない以外」を選択した場合 具体的に記載元職場の作業は供給作業で重量物を持ったり、運転して部品を運ぶ作業をしていたが、心臓疾患があることがわかり、運転業務や重量物業務への業務遂行が懸念された
業務遂行能力を評価した方法
産業医が提案した就業配慮(制限)の意見・内容・期間残業なしで事務作業のみ可(重量物作業禁止、交代勤務禁止、運転業務禁止、残業禁止)期間については「当面(主治医や産業医の意見を元に再検討)」とした
「産業医の提案した就業上の意見」と「事業者が実施した就業措置」について乖離があったか 02_乖離なし
乖離があった場合の背景や理由
就業配慮・就業制限による上司や同僚への影響現場作業ができなくなったため、人員の確保が必要となった
就業配慮・就業制限は妥当だったか 03_ちょうどよく適切であった
復職当初の転機について最も近いものについて 01_元の業務に従事
復職3か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職6か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職9か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職12か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職18か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職24か月後の転機について最も近いもの 06_まだ24か月たっていない
本事例の労働者に発生していたと思われる困難なこと
  • 02_業務遂行能力の低下していたこと
本事例についての追加コメント最初は拡張型心筋症疑いでA病院で診断を受けた。その後B病院では拡張型心筋症ではなく、心臓が大きい体質のため不整脈が出るとのことで多源性心室性期外収縮との診断となった。その後内服調整して不整脈や胸痛は減ったため、またB病院の主治医も夜勤可能の診断を出したため夜勤をして軽作業を行ったが、症状が出現したため、昼間勤務、事務作業とし、復職は継続できている。現在もデスクワークのみで不整脈はない。