生体腎移植後、高血圧症  男性 40~49歳

本事例の業種 02_製造業
本事例の年齢 03_40~49歳
本事例の性別 01_男性
本事例の雇用条件 02_正職員(管理職)
事業場の従業員規模 07_1000人以上
全社従業員数 04_1000人以上
本事例の職種 02_専門的・技術的職業
仕事を休みはじめた日 2016/3/11
仕事に復帰した日 2016/6/23
初回の復職までに仕事を休んだおおよその日数 100日
本事例の病気で休む前の作業内容車載用品開発技術の知的・財産管理
本事例の主治医の診断書に記載されていた病名生体腎移植後、高血圧症
疾患分類名
  • 09_循環器系の疾患
  • 21_健康状態に影響をおよぼす要因および保健サービスの利用
主治医から発行された復職の診断書に記載された医学的情報生体腎移植術施行目的に、20●●年●月●日より●日まで当科にて入院加療を行った。退院後も状態次第で引き続き自宅療養を行う。 今後も定期的な医療機関受診が必要である。
復職診断書の就業制限の記載の有無 01_記載あり
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の内容術後3ヶ月以内は身体的負荷のかかる作業、重いものを運ぶなどの作業は控えること。
復職の診断書に就業制限・配慮の期間について記載の有無 01_記載あり
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の期間は何日だったか3ヶ月
断書の復職情報の内容は適切だったか?(5点満点) 03_3点
病気や治療の副作用が影響した心身機能についてすべて選択
  • 02_精神機能
  • 05_心血管系・血液系・免疫系・呼吸器系の機能
  • 08_神経筋骨格と運動に関連する機能
病気による影響のあった心身機能を具体的に記載免疫抑制剤の副作用も影響していると考えられる不眠、抑うつ症状が(職場復帰後の一定期間)あり、心療内科に一時的に通院していた。 常にマスク・手洗いをすることで感染症は予防できていたが、口内炎や結膜炎など免疫力の軽度低下を認めた。 復帰1ヶ月後に、腰椎圧迫骨折のため入院となった。
病気の影響により業務遂行が懸念された作業
  • 10_歩行や交通機関などの移動
上記の「特にない以外」を選択した場合 具体的に記載デスクワークのため重量物や体を使う作業は元々従事せず。 免疫抑制剤・ステロイド使用による易感染性あり、通勤中の感染症対策が必要であった。
業務遂行能力を評価した方法復帰前日に面談実施。問診にて活動レベル等確認。
産業医が提案した就業配慮(制限)の意見・内容・期間通勤は公共機関利用による感染症罹患を避けるため、徒歩or自転車通勤もしくは妻の送迎とした。 (無期限) また、在宅勤務制度を利用するよう薦め、自宅からの会議参加なども出来るよう手配した。
「産業医の提案した就業上の意見」と「事業者が実施した就業措置」について乖離があったか 02_乖離なし
乖離があった場合の背景や理由
就業配慮・就業制限による上司や同僚への影響特になし
就業配慮・就業制限は妥当だったか 03_ちょうどよく適切であった
復職当初の転機について最も近いものについて 01_元の業務に従事
復職3か月後の転機について最も近いもの 01_元の業務に従事
復職6か月後の転機について最も近いもの 01_元の業務に従事
復職9か月後の転機について最も近いもの 06_まだ9か月たっていない
復職12か月後の転機について最も近いもの 06_まだ12か月たっていない
復職18か月後の転機について最も近いもの 06_まだ18か月たっていない
復職24か月後の転機について最も近いもの 06_まだ24か月たっていない
本事例の労働者に発生していたと思われる困難なこと
  • 03_本人の心理的な落ち込みがあったこと
  • 11_医療や就業上の情報獲得がうまくいかなかったこと
本事例についての追加コメント復職1ヶ月後、心因性の低Na血症(水中毒)でけいれん発作を起こし救急搬送、かつ、おそらくその際に受傷し、腰椎多発圧迫骨折のため再入院。再入院から1ヵ月後に再度復帰し、その後は問題なく経過している。本人の病識が乏しく、同意を得たうえで主治医に確認するなど苦労しました。