全身熱傷、左上肢熱傷後瘢痕拘縮  男性 30~39歳

本事例の業種 02_製造業
本事例の年齢 02_30~39歳
本事例の性別 01_男性
本事例の雇用条件 01_正職員(非管理職)
事業場の従業員規模 07_1000人以上
全社従業員数 04_1000人以上
本事例の職種 02_専門的・技術的職業
仕事を休みはじめた日 2014/3/27
仕事に復帰した日 2015/5/20
初回の復職までに仕事を休んだおおよその日数 420日
本事例の病気で休む前の作業内容生産ラインの運転、監視業務。3交替勤務。暑熱職場。
本事例の主治医の診断書に記載されていた病名全身熱傷、左上肢熱傷後瘢痕拘縮
疾患分類名
  • 19_損傷,中毒およびその他の外因の影響
主治医から発行された復職の診断書に記載された医学的情報全身Ⅱ~Ⅲ度55%熱傷。数回の植皮術、保存的加療により創閉鎖。熱傷瘢痕に対し、適宜手術加療。発汗能低下。下肢のしびれ。
復職診断書の就業制限の記載の有無 01_記載あり
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の内容配置転換が必要。植皮後の皮膚のため、体温調節機能低下あるため、高熱を伴う場所での作業制限、感覚異常により長時間の立位によりしびれ増強、座位での作業もしくは長時間の同姿勢での立位が避けれる業種への変更。
復職の診断書に就業制限・配慮の期間について記載の有無 02_記載なし
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の期間は何日だったか
断書の復職情報の内容は適切だったか?(5点満点) 04_4点
病気や治療の副作用が影響した心身機能についてすべて選択
  • 02_精神機能
  • 03_感覚機能や痛み
  • 04_音声と発話の機能
  • 08_神経筋骨格と運動に関連する機能
  • 09_皮膚および関連する構造の機能
病気による影響のあった心身機能を具体的に記載植皮術が広範囲に亘るため、両下肢の痛み、しびれ感、左上腕の拘縮、全身の筋力低下があった。また皮膚の薄い部分では日常生活の中で物に当ったのみで出血傾向にあった。嗄声を認めた。
病気の影響により業務遂行が懸念された作業
  • 04_大きく体を使う作業
  • 05_身体的に負荷の大きい作業(継続的な重量物作業など)
  • 10_歩行や交通機関などの移動
  • 11_その他
上記の「特にない以外」を選択した場合 具体的に記載現場は暑熱環境のため、現場作業は短時間に留める。全身の筋力低下があるため、重量物運搬作業は困難。靴を履いたり、机にぶつかるだけで出血するので、安全靴の検討が必要。
業務遂行能力を評価した方法復職前面談時に、手術部位の視診。
産業医が提案した就業配慮(制限)の意見・内容・期間配置転換。交替勤務禁止。残業月5時間以内。休日勤務禁止。出張禁止。 主に事務所内作業とし、現場作業は短時間に留める。 重量物運搬作業は禁止。物に当たると出血するリスクがあるため動作はゆっくりとすること。 リハビリテーション通院が出来るように配慮頂く。 2ヶ月間。
「産業医の提案した就業上の意見」と「事業者が実施した就業措置」について乖離があったか 02_乖離なし
乖離があった場合の背景や理由
就業配慮・就業制限による上司や同僚への影響
就業配慮・就業制限は妥当だったか 03_ちょうどよく適切であった
復職当初の転機について最も近いものについて 03_配置転換
復職3か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職6か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職9か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職12か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職18か月後の転機について最も近いもの 03_配置転換
復職24か月後の転機について最も近いもの 06_まだ24か月たっていない
本事例の労働者に発生していたと思われる困難なこと
  • 03_本人の心理的な落ち込みがあったこと
本事例についての追加コメント将来を期待された従業員であったため、今までのキャリアを生かせる元職場に復帰できないことが、大きな落ち込みに繋がっていた。職場の受け入れはとてもよく、新しい職場で少しずつ能力を発揮しつつある。