本事例の業種 |
02_製造業 |
本事例の年齢 |
02_30~39歳 |
本事例の性別 |
01_男性 |
本事例の雇用条件 |
01_正職員(非管理職) |
事業場の従業員規模 |
06_300~999人 |
全社従業員数 |
04_1000人以上 |
本事例の職種 |
02_専門的・技術的職業 |
仕事を休みはじめた日 |
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仕事に復帰した日 |
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初回の復職までに仕事を休んだおおよその日数 |
20日 |
本事例の病気で休む前の作業内容 | ソフトやWeb技術に関する開発設計
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本事例の主治医の診断書に記載されていた病名 | 潰瘍性大腸炎
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疾患分類名 |
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主治医から発行された復職の診断書に記載された医学的情報 | ステロイド治療にて対症療法。復職後、時期をみはからい、手術(大腸全的、肛門温存術)、一時的な人工肛門造設を予定
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復職診断書の就業制限の記載の有無 |
01_記載あり |
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の内容 | |
復職の診断書に就業制限・配慮の期間について記載の有無 |
02_記載なし |
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の期間は何日だったか | |
断書の復職情報の内容は適切だったか?(5点満点) |
01_1点 |
病気や治療の副作用が影響した心身機能についてすべて選択 |
- 02_精神機能
- 06_消化器系・代謝系・内分泌系の機能
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病気による影響のあった心身機能を具体的に記載 | 疾病に対する不安により、焦燥感や不眠など心身の症状が出現。また、寛解には至っておらず、食事制限などの生活負担や、血便などの症状によりQOLが低下していた。
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病気の影響により業務遂行が懸念された作業 |
- 07_コミュニケーションを伴う作業
- 08_注意力の必要な作業
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上記の「特にない以外」を選択した場合 具体的に記載 | 設計者であるため身体強度の高い業務は無く、デスクワークが中心であったが、プロジェクトリーダーとしてメンバーをまとめるにあたり、ストレスを抱え込みやすい性格傾向があるため、症状への影響が懸念された。また、食事制限も含めた入院生活で体力が低下しており、その点も課題であった。
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業務遂行能力を評価した方法 | 本人の申し出による生活状況により判断。
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産業医が提案した就業配慮(制限)の意見・内容・期間 | 残業制限(20時間/月以内)を設け、期間は手術予定日(復職3ヶ月後くらい)までとした。
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「産業医の提案した就業上の意見」と「事業者が実施した就業措置」について乖離があったか |
02_乖離なし |
乖離があった場合の背景や理由 | |
就業配慮・就業制限による上司や同僚への影響 | 就業制限により実業務は再分配されたものの、受容的に捉えられていた。
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就業配慮・就業制限は妥当だったか |
03_ちょうどよく適切であった |
復職当初の転機について最も近いものについて |
02_元の業務に一定の制限があり従事 |
復職3か月後の転機について最も近いもの |
大腸全摘術および、人工肛門造設術
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復職6か月後の転機について最も近いもの |
02_休む前の元の業務に一定の制限があり従事 |
復職9か月後の転機について最も近いもの |
人工肛門を外し、温存した肛門へ腸管をつなげる再建術を実施。
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復職12か月後の転機について最も近いもの |
01_元の業務に従事 |
復職18か月後の転機について最も近いもの |
01_元の業務に従事 |
復職24か月後の転機について最も近いもの |
01_元の業務に従事 |
本事例の労働者に発生していたと思われる困難なこと |
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本事例についての追加コメント | 本事例は潰瘍性大腸炎の治療経過が段階ごとに進み、休職・復職を繰り返している。もともとストレスマネジメントが弱い方であったため、不安傾向が増強していたが、職場のサポートにより維持できていたと考える。特に、人工肛門を使用していた際には、所属部門の費用で事業所にオストメイト対応のトイレを設置する等、会社全体としてみるとややアンバランスな配慮までされていた(この時点では、本社ビルに一つだけ設置されていたが、その他の県内事業所5ヶ所には設置されていなかった)。
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