肺癌(肺がん)  男性 30~39歳

本事例の業種 02_製造業
本事例の年齢 02_30~39歳
本事例の性別 01_男性
本事例の雇用条件 01_正職員(非管理職)
事業場の従業員規模 07_1000人以上
全社従業員数 04_1000人以上
本事例の職種 02_専門的・技術的職業
仕事を休みはじめた日 2015/10/16
仕事に復帰した日 2015/12/8
初回の復職までに仕事を休んだおおよその日数 50日
本事例の病気で休む前の作業内容開発業務
本事例の主治医の診断書に記載されていた病名肺癌(肺がん)
疾患分類名
  • 02_新生物
主治医から発行された復職の診断書に記載された医学的情報上記疾患に対して手術を施行した。術後、補助化学療法施行のため10回の入院を要した。
復職診断書の就業制限の記載の有無 01_記載あり
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の内容療養後はデスクワークでの職場復帰は可能。経過中に気胸を発症したため、6か月間は航空機搭乗及び肉体労働・重労働は避けることが望ましい。
復職の診断書に就業制限・配慮の期間について記載の有無 01_記載あり
復職の診断書に記載されていた就業制限・配慮の期間は何日だったか6か月
断書の復職情報の内容は適切だったか?(5点満点) 04_4点
病気や治療の副作用が影響した心身機能についてすべて選択
  • 10_その他
病気による影響のあった心身機能を具体的に記載易疲労感による突発休、早退が発生した。
病気の影響により業務遂行が懸念された作業
  • 05_身体的に負荷の大きい作業(継続的な重量物作業など)
  • 10_歩行や交通機関などの移動
上記の「特にない以外」を選択した場合 具体的に記載気胸の再発の可能性があったため、飛行機を利用する出張は制限した。 また、本人が疾患への不安が強いため、十分な体力回復後も就業制限を要求した。
業務遂行能力を評価した方法
産業医が提案した就業配慮(制限)の意見・内容・期間復職から7か月間:出張禁止、時間外禁止、重量物取扱い禁止、休出禁止、夜勤禁止 復職8か月後:出張禁止、時間外10時間まで、重量物取扱い禁止、休出禁止、夜勤禁止 復職9か月後:日帰り出張可、時間外15時間まで、重量物取扱い禁止、休出禁止、夜勤禁止 復職1年後:就業制限解除
「産業医の提案した就業上の意見」と「事業者が実施した就業措置」について乖離があったか 02_乖離なし
乖離があった場合の背景や理由
就業配慮・就業制限による上司や同僚への影響
就業配慮・就業制限は妥当だったか 02_やや過大な配慮・制限であった
復職当初の転機について最も近いものについて 02_元の業務に一定の制限があり従事
復職3か月後の転機について最も近いもの 02_休む前の元の業務に一定の制限があり従事
復職6か月後の転機について最も近いもの 02_休む前の元の業務に一定の制限があり従事
復職9か月後の転機について最も近いもの 02_休む前の元の業務に一定の制限があり従事
復職12か月後の転機について最も近いもの 02_休む前の元の業務に一定の制限があり従事
復職18か月後の転機について最も近いもの 06_まだ18か月たっていない
復職24か月後の転機について最も近いもの 06_まだ24か月たっていない
本事例の労働者に発生していたと思われる困難なこと
  • 03_本人の心理的な落ち込みがあったこと
  • 05_自ら努力するモチベーションを欠いていたこと(本人の疾病理解や受け入れの不十分さを含む)
本事例についての追加コメント若年での肺がんで本人の疾患への受け入れが悪かった方です。当初は軽度の抑うつがありましたが、時間の経過とともに改善しています。現在は、裁量労働に戻れるようモチベーションを持てるようになり、前向きに仕事に取り組んでいます。