巡回健診においては,健診車などで事業場に行かなければなりません.
その際,交通安全を守ることは職員の安全を守ることだけでなく,社会的な要請でもあります.
1. 管理体制
@ 交通安全管理者
交通安全管理者を定め,常に交通安全について管理できるようにします.
A ルールを明確に
・ 車輌運転従事者を明確にします.
許可制にするなどして,「誰でも運転できる」状態にしないようにします.
独立行政法人自動車事故対策機構(http://www.nasva.go.jp/)の「運転者適正診断」を利用するのもひとつの方法です.
各個人の特性に応じたアドバイスが受けられます.
・ 車輌点検
走行前・走行後の日常点検,法定点検など,簡単なチェックリストを作ってモレ・抜けがないようにします.
B 計画を立てる
交通安全達成計画を立て,年間を通じて交通安全に取り組めるようにします.
2. 教育
交通安全達成計画の中に運転従事者の教育についての計画も,盛り込むようにします.
全国交通安全週間(4月6日〜15日,9月21日〜30日)に合わせて計画しても良いでしょう.
3. 情報提供
安全な運行のため,必要に応じて道路状況などの情報を提供します(事故・凍結・積雪など).
間違っても運転者に電話をかけないようにしましょう.
4. 健診会場での注意
安全な駐車スペースを確保します.特に,駐車時・発進時の安全確認を充分に行います.
市民健診などで健診会場に受診者が車で来る場合は,受診者とのトラブル,受診者どうしのトラブルにも注意が必要です.現場で対応しきれない時の連絡体制などを,あらかじめ決めておきます.
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